国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は3月27日、2008年のアジア太平洋経済社会調査報告書を発表した。ベトナムで行われた報告会で、ESCAP経済貿易問題担当のアマラ・クーン・バンダラ氏は、ベトナムのインフレ率はアジア太平洋地域で最高水準との認識を示した。
バンダラ氏は、今年1~3月のインフレ率は9.19%(前年末比)と非常に高く、この傾向は今年いっぱい続くだろうと予測。ただし、インフレ傾向はベトナムに限ったことではないとしている。また、今年のベトナムの経済成長率については8.2%と予測、アジア地域では中国、インドに次いで3番目に高い成長率になると予測している。