韓国業者が輸入のガソリンにアセトンが混入 [経済]

　軍隊石油社は8月30日、韓国の輸入業者が輸入したガソリン4000トンにアセトンが混合されていたことを明らかにした。ホーチミン市の調査で、このガソリンがバイクの燃料タンク部品の故障を引き起こす可能性があることが判明したため、この業者はただちに製品の流通を停止し、既に市場に出回っている製品を回収するなど対応に追われている。　アセトン混合の理由について輸入業者は、精製業者に確認を取るまで正確な回答はできない、としている。また調査によると、8月に輸入業者2社が同市に輸入したガソリンのうち約1万トンにアセトン混合が確認されているが、もう1社が輸入した残りの6000トンについてはまだ詳細が明らかになっていない。　少量のアセトンをガソリンに混合すると燃焼効率が上がるが、過剰に混合すると部品の劣化などを引き起こす可能性がある。ベトナムの基準には現在アセトンに関する項目が含まれていないため、今回輸入されたガソリンは基準を全て満たしており、規定違反にはならない。このため関連当局では、有識者を集めた会議を開き、早急に今後の対応を検討するとしている。

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