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文具のプラス、初の「ハサミ」自社生産ラインを本格稼動

2014/09/05 04:23 JST更新

(C) プラス株式会社
(C) プラス株式会社
(C) プラス株式会社 「フィットカットカーブ」
(C) プラス株式会社 「フィットカットカーブ」
 オフィス家具や文具・事務用品の製造販売大手、プラス株式会社(東京都港区)は、同社100%出資のベトナム現地法人、プラスベトナム工業株式会社(PLUS VIETNAM INDUSTRIAL CO., LTD :PVI)が第3ニョンチャック工業団地(東南部ドンナイ省)内に有するベトナム第2工場を増床し、9月5日より本格稼動を開始する。  同社はニョンチャック工場の敷地内に7200m2を増床し、増床部分の約2分の1のスペースに自社工場初となるハサミの生産ラインを開設するほか、2015年度中に第2ビエンホア工業団地(同省ビエンホア市)内の第1工場からファイル製品の生産ラインを移管する予定。これにより、ベトナムにおける生産供給体制の最適化及び強化を図る計画だ。増床工事及び設備導入を含む投資額は約520万USD(約5億4600万円)。  ニョンチャック工場は2010年5月、ビエンホア工場に続くベトナム第2の生産拠点として稼動を開始。敷地面積は3万0300m2で、今回の増床部分を含む建物面積は1万7185m2。同工場ではホッチキス針やゼムクリップの生産のほか、2012年以降はビエンホア工場からファイル製品の生産を一部移管し、生産品目とラインを拡充してきた。  1995年5月にホッチキス工場として稼動を開始したビエンホア工場では今後、ファイル製品に替わりテープ製品(修正テープ、テープのり、デコレーションテープなど)の増産体制を整え、更なる生産供給体制の拡充と納期の迅速化、生産コストの低減及び品質レベルの向上を目指す。  なお、同社はビエンホア工場とニョンチャック工場のほか、東南部ビンズオン省のベトナム・シンガポール第2工業団地(VSIP2)内でモールディングファクトリーを稼動しており、3工場合わせて1500種類以上の文具・事務用品を生産している。  同社は今後、主力製品の1つであるハサミを海外市場向けに内製化すると共に、2012年1月の発売以降、日本国内で大ヒット中のハサミ「フィットカットカーブ」シリーズを海外に本格展開し、修正テープに次ぐ世界戦略製品へと育成していく方針だ。 

[2014年9月3日 ベトジョーニュースリリース A]
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