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[三面]

アンゴラで出稼ぎ中のベトナム人男女2人が強盗に火をつけられ死傷

2016/12/13 14:04 JST更新

(C) Dan Tri, バンさんの訃報
(C) Dan Tri, バンさんの訃報
 アンゴラ共和国ウアンボ州で11月30日未明、出稼ぎに来ていたベトナム人男女2人とアンゴラ人1人が強盗に襲われ、ガソリンを撒かれたうえに火をつけられ死傷する事件が起きていたことが分かった。  事件に巻き込まれたのはホアン・ティ・バンさん(女性、29歳、北中部地方ハティン省カムズエン郡出身)とバンさんの恋人のグエン・バン・ビンさん(男性、同省キーアイン郡出身)、バンさんの友人のアンゴラ人の3人。  11月30日の午前2時、強盗グループがバンさんのアンゴラ人の友人に2人が就寝している下宿のドアをノックさせ、ドアを開けた2人とアンゴラ人の友人を羽交い締めにして金を要求した。しかし3人とも差し出す金がなかったことから、強盗グループは3人の体を縛りガソリンを撒いて火をつけたという。立ち上がる炎を目にしたバンさんの同郷の出稼ぎ労働者らが3人を助けようとしたが、火の手が早く救出することはできなかった。  その後3人は病院へ搬送されたが、バンさんは重度の火傷により12月7日に死亡、ビンさんも危険な状態が続いている。アンゴラ人の友人も搬送された3日後に死亡している。  バンさんは21歳の時に実兄と姉についてアンゴラへ出稼ぎに行き、2011年には実家で女の子を出産したが、その後も子供を両親に預け再びアンゴラで働いていた。事件の前日、バンさんは実家の両親に電話でクリスマスには帰省すると話したばかりだった。  アンゴラ在住のベトナム人コミュニティはバンさんの訃報をコミュニティサイトに掲載し、遺体の移送費用の工面について協力を呼び掛けている。 

[Ha Phuong, Dan Tri, 11/12/2016 - 16:30等, T]
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