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ホーチミン市保健予防センターは21日、サンミゲル・ピュアフーズ・ベトナム社の養豚廃液貯水池決壊事故で汚染水が流れ込んだサイゴン川とティティン川(東南部ビンズオン省)で実施した水質検査の結果を発表した。
廃水流出後初めて採取した(7月29日)サンプルの検査結果によると、サイゴン川流域のホアフー・ポンプ場付近(タンヒエップ浄水場の取水地)で鉄、アンモニア、浮遊物、大腸菌が、またサイゴン川のフークオン橋付近(ビンズオン省トゥーザウモット浄水場の取水地)で大腸菌、亜硝酸塩、アンモニア、鉄の含有量が許容値を超えていた。
7月31日に採取したサンプルの検査結果では、ティティン川で鉄、アンモニア、大腸菌、ホアフー・ポンプ場付近でアンモニア、浮遊物、大腸菌による汚染が前回検査よりも深刻だった。フークオン橋付近では、100ミリリットル中の大腸菌群数が許容限度の5000 MPNの22倍以上に達していた。
タンヒエップ浄水場で処理された後の水については、飲料水とし供給できる水準だった。しかし同浄水場では貯水池の決壊事故後、水処理のために1日当たり最大約1.2トンの塩素を通常より多く使用しなければならないという。