(C) nguoiduatin, 公判でのグエン・ドゥック・キエン被告 写真の拡大 | ||
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ベトナム最大の民間商業銀行の一つ、アジアコマーシャル銀行[ACB]の創業者グエン・ドゥック・キエン被告(50歳)らの裁判が16日、ハノイ市裁判所で始まった。キエン被告は、「詐欺・資産横領」および「国家の経済管理規定に意図的に違反した罪」に問われており、2012年8月の逮捕以来、一貫して無罪を主張している。
キエン被告は、1993年からACBの株式3.8%を保有、1994年から2008年まで同行の取締役会副会長、2003年から2012年まで同行の投資委員会会長を務めた。この期間に、B&B貿易投資株式会社やACBハノイ投資株式会社(ACBI)など6社を設立。検察によると、同被告は2007年5月17日から2014年8月までの間に、この6社を通して、株式や金(ゴールド)など金額にして21兆ドン(約1020億円)相当の不正取引を行ったとされている。
なお、この裁判は今月29日まで行われる予定だったが、16日に行われた初日の公判で、同行の元取締役会長チャン・スアン・ザー被告(75歳)が体調不良を訴えたため、午後以降の公判が延期されることになった。
※最終更新2014年4月18日12:58JST