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北中部クアンチ省ハイラン郡ハイチャイン村は、テト(旧正月)のショウガ菓子作りで有名な村だ。テトまで1か月を切った現在、この村ではショウガ菓子作りのピークを迎えている。
1975年頃までは、この村で作ったショウガ菓子は、同郡内でのみ売られていたが、今ではベトナム中部の各省に供給されており、ショウガ菓子作りの村として有名になった。
ショウガ菓子が作られるのは、テト前の約1か月だけ。この時期、同村に住む35~40世帯の約200人がショウガ菓子作りを行い、70~80tを中部各地に供給する。生産量1tにつき得られる利益は500万~700万VND(約2万7800~3万8900円)。
この村で作られるショウガ菓子は、淡い黄色をしており、味の辛さと甘い香りが特徴だ。この村でショウガ菓子を作って30年の男性によると、独特の甘い香りは、材料選びや煮込む際の鍋の温度など、生産過程に秘密があり、特に煮込みは熟練の技が必要だという。