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ホーチミン市で22日、全国のトップを切って児童評議会が正式に発足し、初めての会議が開催された。児童評議会は、市内の各地区から選ばれた学業や道徳、各種の才能に秀でた児童55人から成る。会議は年2回開かれ、会議毎にテーマを決めて話し合う。
初会議のテーマは「私にとっての将来の市」で、交通渋滞や浸水、環境汚染、ごみ問題などが気になっている問題として挙げられた。クチ郡のドン・バン・アインさんは、ごみの分別収集について、「住民が分別してごみ袋に入れても同じ車で収集しては意味がない」と意見を述べた。
カンゾー郡のリン・ダンさんは、地元には本屋が1軒もなく繁華街に出る機会も少ないとして「地元に本屋さんが欲しい」と発表。また、地方から移住して子供を学校に行かせる余裕のない家族に、学費の減免を考えて欲しいと訴えた。
市人民評議会文化社会委員会のティー・ティ・トゥエット・ニュン委員長は今回の会議について、児童らの生活の実際が反映され、よく観察していることが分かる発表だったと評価。出された意見を取りまとめて、人民評議会に次期会議で報告する考えを示した。