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ベトナム民間航空局(CAAV)はこのほど、ベトナムにおいて複数の違反があったとして、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを本拠地とするエミレーツ航空(Emirates)に対して1500万VND(約7万3000円)の罰金を科した。
交通運輸省の通達第14号/2015/TT-BGTVTには、フライトの遅延・欠航に関する情報の公開やその金銭補償の支払いに関する規定が盛り込まれているが、同社は情報公開をせず、乗客に賠償も支払わなかった。さらに、報告義務を果たさず、調査を受ける際にも非協力的な姿勢を示したという。
CAAVによると、エミレーツ航空の2017年からこれまでの遅延は2時間未満が52便、3時間以上が3便、4時間以上が1便、欠航は1便だった。
2018年7月18日23時55分に離陸する予定だったが欠航となったEF393便の乗客403人に対する金銭賠償(1人につき150USD=約1万6500円)を同社が支払っていなかったことがCAAVの調査で分かった。
同社は2012年にベトナム進出を果たし、ハノイ市とホーチミン市の2大都市を発着する便をそれぞれ1日1便運航している。