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ブオン・ディン・フエ国会議長は、11月30日から12月6日にかけてオーストラリアとニュージーランドを公式訪問した。今回の訪問は、オーストラリアのミルトン・ディック代議院(下院)議長とスー・ラインズ元老院(上院)議長、およびニュージーランドのエイドリアン・ルラウェ代議員議長の招きにより実現したもの。
同2か国の訪問で、フエ国会議長は40以上の活動に参加し、党機関や政府機関、国会機関、人的交流、経済協力などあらゆる分野で二国間協力の強化が討議された。オーストラリアでは、下院議長と上院議長のほか、同国の総督、首相、副首相、国防大臣、外務大臣、教育大臣とも会談し、それぞれの分野で協力関係の促進に努めた。
オーストラリアは、ベトナムと最も早く外交関係を樹立した西側諸国の1つ。両国は、1973年1月27日のベトナムにおける戦争終結と平和回復に関する協定(パリ協定)の締結から1か月後の1973年2月26日に外交関係を樹立した。2009年には包括的パートナーシップを構築し、2018年に戦略的パートナーシップに格上げしている。
アンソニー・アルバニージー首相との会談では、両国関係のこれまでの成果を踏まえ、包括的・戦略的パートナーシップへのさらなる格上げを推進することで一致した。
また、ニュージーランドは、1975年の南北統一後にベトナムと外交関係を樹立した最初の国の1つ。両国は2009年に包括的パートナーシップを構築し、2020年に戦略的パートナーシップに格上げしている。
フエ国会議長とルラウェ議長は会談で、教育訓練、観光、文化、スポーツ、労働、農林漁業などの伝統的な協力分野に加えて、デジタルトランスフォーメーション(DX)やエネルギー変換、気候変動など新たな可能性のある分野に協力を拡大する必要があるとし、経済・貿易・投資の協力をさらに強化して両国関係の発展の原動力とすることで一致した。