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[社会]

アグリバンク傘下企業の横領事件、主犯格の元社長に死刑判決

2013/11/20 08:00 JST更新

 ベトナム農業農村開発銀行(アグリバンク)傘下の第2ファイナンスリース会社(ACL2)の幹部らによる公的資産横領事件の裁判で、ホーチミン市人民裁判所は15日、主犯格のブー・クオック・ハオ元社長(男・58歳)と、共犯のクアンビン建設有限会社ダン・バン・ハイ元会長(男・56歳)に対し、死刑判決を下した。命令されて偽の書類などを作成した他の9人の被告には、3~14年の禁固刑を言い渡した。15日付トゥオイチェー紙(電子版)等が報じた。  検察側によると、ハオ被告は2008年4月から2009年3月までの約1年の間に、部下にリース契約書を偽造させ、被告らが所有する企業10社と偽の契約を結んだ。これによる国の損害額は5318億ドン(約25億3000万円)で、公的資産横領事件としては過去最大規模と見られている。  同裁判所はこの他、被告らに対し、ACL2への損害賠償の支払いを命じた。賠償額は、ハイ元会長が1320億ドン(約6億2900万円)、ハオ元社長が800億ドン(約3億8100万円)となっている。なお、アグリバンクの元頭取ファム・タイン・タン氏も最近、別の事件で「無責任な運営で国に甚大な損失を与えた」として逮捕されている。 

[Tuoi Tre, 16:34 (GMT+7) 15/11/2013U]
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