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[社会]

ハイフォン:洗剤原料工場でパイプ破断事故、化学薬品300tが流出

2014/11/25 07:25 JST更新

(C) dantri
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 紅河デルタ地方ハイフォン市ゴークエン区で20日午前8時ごろ、同市クアカム港から日系ソフトケミカルコーポレーション(SCC)の洗剤原料工場までを結ぶ原料輸送用パイプラインが破断し、衣類用粉末洗剤などに使われる大量のリニアアルキルベンゼン(Linear Ankyl Benzen=LAB)が流出する事故が発生した。  流出したLABは300tにも上ると見られる。LABは工場付近の運河に流れ込んで悪臭を放ち、辺りは一時騒然とした。地元住民の通報を受けて、同市人民委員会、資源環境局、警察署は現場へ急行し、原因究明と事故現場の復旧作業に当たった。  同社の責任者によると、事故前日の19時から事故当日の午前4時ごろの間に同パイプラインでLABの輸送作業を行ったばかりだったという。同パイプラインの全長は1.2kmで、破断が確認された地点は工場の外だった。事故発生直後、同社の依頼を受けて北部石油流出事故対応センター及び第128海軍会社はオイルフェンスの設置と流出した化学薬品の回収を急ぎ、21日午後に同作業を完了した。  なお、LABは長時間接触すると目や肌に悪影響を与えるとされているが、同薬品の買取り業者が事故現場に姿を現したため、一部の地元住民は危険を知りながらも素手のままバケツなどでLABの回収作業を行った。1ドラム缶当たり100万~170万VND(約5600~9400円)の価格で買い取られたという。 

[Dan Tri等, 09:37 (GMT+7) 21/11/2014, A]
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