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[社会]

積荷のトタン板で少年死亡、シクロ運転手の身柄拘束

2016/10/05 06:50 JST更新

(C) congly
(C) congly
 ハノイ市ホアンマイ区タンマイ通りで9月23日に9歳の少年がシクロ(Xich Lo、自転車タクシー)から突き出たトタン板で首を切られ死亡した事故で、同区警察は4日、同事故を刑事事件として立件することを明らかにした。  この事故は、少年が友人4~5人と自転車でザイフォン通りからデンルー通り方面に向かってふざけ合いながら走っていたところ、路上に停まっていたシクロにぶつかり、シクロが積んでいたトタン板で首を切られ死亡したというもの。  現在、シクロを運転していたディン・ゴック・タック容疑者(男・52歳、紅河デルタ地方ハナム省出身)は、道路交通手段の規定に違反した容疑で身柄を拘束されている。警察は、過失による事故と見て捜査を進めているが、深刻な被害を引き起こしたため刑事事件として立件することとした。  タック容疑者は退役軍人で、越中戦争で戦ったこともある。戦時中に負った障害のため健康状態が悪く、シクロの運転で生計を立てているが、経済的余裕はない。事故発生後、タック容疑者の家族やかつての同志らは少年の遺族を慰問し、同容疑者の責任を追及しないよう説得していたという。  ハノイ市では、この事故に続けて9月25日にもバスを待っていた64歳の女性が走行中の荷台付きバイクから突き出たトタン板で首を切られ死亡するという事故が発生した。これを受けて、同市をはじめとする大都市の交通警察は三輪トラックや荷台付きバイクなどの改造車に対する取り締まりを強化している。 

[Congly等, 13:43 (GMT+7) 04/10/2016, A]
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