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[社会]

カマウ省:20年前の台風被害教訓に防災呼び掛け、死者・行方不明者3000人超

2017/11/06 15:56 JST更新

(C)Dan tri
(C)Dan tri
 メコンデルタ地方カマウ省は、1997年11月2日に台風26号(アジア名:リンダ、ベトナムでは台風5号)に襲われ、甚大な被害を受けた。同省ウーミン郡カインホイ村で3日、台風被害から20周年の慰霊式が行われた。

 台風26号により南部各省では死者と行方不明者が計3000人余りに上った。その中でカマウ省は最大の被害を受けた。被害は、死者128人、行方不明者1164人、負傷者601人、倒壊・損壊家屋16万棟、沈没・損壊漁船666隻、森林63万ha、農地7万7000haなどに及び、物質的な損害額は合計2兆7000億VND(約136億円)に達した。

 カマウ省人民委員会のレ・バン・スー副主席によると、台風がカマウ省に上陸したのは歴史上初めてで、1300人近くの漁民が死亡または行方不明になり、住民数千人が家財を失った。そのため、同省の経済・社会発展に遅れが出たものの、これまでにインフラ被害は克服されているとの認識を示した。

 スー副主席は「1997年の台風や近年の自然災害からの教訓を生かして、党や政府、全国民が自然災害を警戒し、事前に準備し、対策を講じて、被害を最小限に抑えなければならない」と呼び掛けた。
  

[Dan tri,03/11/2017 - 13:10,O]
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