オバマ前大統領夫妻、ホーチミンの人気レストランでベトナム料理に舌鼓 [社会]

　ベトナムを訪問していた米国のバラク・オバマ前大統領とミシェル・オバマ夫人が10日夜、ホーチミン市1区ダンタット(Dang Tat)通りにあるベトナム料理の人気レストラン「クックガック(Cuc Gach)」に姿を現した。

　「クックガック」は過去にハリウッドスターが訪れたことでも知られ、在住者や観光客の間でも有名なレストランだ。

　オバマ前大統領夫妻は18時過ぎにホテルを出発し、1区ドンコイ(Dong Khoi)通りに立ち寄ってからレストランに向かった。食事中、全長数百mのダンタット通りは封鎖され、厳重な警備態勢が敷かれた。

　レストランで夫妻は、ティエンリーのニンニク炒め(Thien ly xao toi)、酸っぱいスープ(Canh chua)、豚肉の角煮(Thit kho)、揚げ春巻き(Cha gio)などベトナムの伝統的な料理を注文し、1時間ほど食事を楽しんだ。

　レストランのマネージャーのハイ氏によると、前日夜に「政客が来店する」との連絡を受けたが、特に注意事項などはなかったという。

　食事の後、オバマ前大統領はカードで代金を支払おうとしたが、レストラン側が代金は不要と申し出た。夫妻はレストラン側の申し出を断ったものの、「自宅での食事に招くような気持ちで夫妻を歓迎したい」とのレストラン側の想いを理解し、これに同意したという。

　これに先立ち、オバマ前大統領夫妻を乗せた専用機は、8日18時過ぎにホーチミン市タンソンニャット国際空港に着陸。オバマ前大統領は9日にホーチミン市共産党委員会官房に足を運び、グエン・ティエン・ニャン党委書記を表敬訪問した。

　ミシェル夫人は、世界中の少女たちが教育を受けられるように支援するオバマ財団のプログラム「ガールズ・オポチュニティ・アライアンス(GOA)」の活動の一環で、9日午前に女優のジュリア・ロバーツさん、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の娘であるジェナ・ウェルチ・ブッシュさんらと共に、南部メコンデルタ地方ロンアン省カンズオック郡にあるカンズオック高校(THPT Can Giuoc)を訪問した。

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