ホーチミン：新型コロナ検査の実施対象を拡大へ、ハノイなど5省・市からの入域者も [社会]

　ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染源を早期に発見し、市中感染を抑えるため、南中部沿岸地方ダナン市だけでなく、ハノイ市、北部紅河デルタ地方ハイズオン省、東北部地方バクザン省、南中部沿岸地方クアンナム省、北中部地方クアンチ省の5省・市からホーチミン市へ入域した人々全員に対しても、健康申告と新型コロナウイルス検査を行うと明らかにした。

　これは、同5省・市で新型コロナウイルスの市中感染または経路不明の感染が発生したことを受けたもの。HCDCは具体的な展開計画を作成中で、市内の24区・郡で早期に実施する予定。

　HCDCは、以下の対応策を示している。

◇感染者の居住地または勤務先から戻ってきた人や、社会隔離措置を実施中の地域からの入域者と接触があった場合、集中隔離措置と検査を受ける。

◇保健省が公表した場所のいずれかを訪れた場合、または呼吸器症状がある場合は、在宅隔離措置と検査を受ける。

　同市は7月1日以降にダナン市からホーチミン市へ入域した人々全員に対し、健康申告と新型コロナウイルスの検査を行っている。

最終更新：2020年8月21日 09:57JST

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