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[社会]

「キリスト教で迫害…」、韓国で虚偽の難民申請を斡旋したベトナム人拘束

2020/12/22 13:24 JST更新

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 韓国の釜山出入国・外国人庁移民特殊調査隊は17日、出入国管理法違反の疑いでベトナム人ブローカーA氏を拘束、その他ベトナム人3人を書類送検したと発表した。

 同庁によるとA氏は昨年から、仲間3人とソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上に「韓国に合法的に滞在したい不法滞在者は連絡を。100%ビザ発給保証」といった内容の広告を出稿した。

 広告を見て連絡してきたベトナム人91人に「難民申請さえすれば合法的に働ける」と話して、虚偽の申請理由を記載した難民申請書および虚偽の不動産賃貸契約書を作成し、その対価として1人あたり約240万ウォン(約22万6000円)を徴収した。総被害額は2億ウォン(約1900万円)以上に上っている。

 難民申請書に記載した理由は「キリスト教である申請者が仏教国であるベトナムに帰国すれば、迫害を受ける可能性がある」や「債務を返済できず、ベトナムに帰国すれば命の危険性がある」というものだった。

 A氏は裁判所から懲役10か月、執行猶予2年、追徴金7230万ウォン(約680万円)の判決を受けている。追徴金を支払い次第、強制送還となる。一方、難民申請を行った91人中30人は既に強制送還となったほか、その他の61人は行方を捜査中だ。 

[中央日報 15:47 17/12/2020 / ニューシス 11:28 17/12/2020, S]
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