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[社会]

筋ジスの友人を自主的に助ける高校生、生徒らの模範に

2024/03/16 10:20 JST更新

(C) tuoitre
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 ルウ・クアン・ブー君とホー・ミン・トゥオン君は、共に北中部地方クアンチ省ダクロン郡ターズット村のダクロン中高一貫校の10年生(日本の高校1年生に相当)だ。2人の美しい友情は、教員や友人、多くの保護者らも認めている。

 ブー君は2歳の時に筋ジストロフィーを発症した。徐々に症状が悪化し、筋萎縮が起きるようになった。「天気が悪くなると手足がしびれて歩けなくなりました。8年生(日本の中学2年生に相当)の2学期には、完全に麻痺してしまったんです」とブー君。

 トゥオン君は、7年生(日本の中学1年生に相当)の時からブー君と親しくなったが、ブー君と一緒に走ったり遊んだりできないのを残念に思ったという。身体が大きいトゥオン君は、誰に頼まれるでもなくブー君を助けることにした。

 普段はブー君の父親が学校までブー君を送り、そこからトゥオン君がおぶって教室に連れて行く。ブー君の父親が忙しい時は、トゥオン君が電動自転車で家まで迎えに行って学校に行っている。

 トゥオン君は、一緒に勉強する間はブー君を助けるつもりだ。ブー君は「トゥオン君の優しさに応えるため、一生懸命勉強します」と恥ずかしそうに笑った。同校のグエン・クオン・チン教頭は、2人が団結して困難を乗り越える姿は、生徒らが見習うべき模範になっていると評価している。 

[Tuoi Tre 13:00 05/03/2024, O]
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