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[特集]

中国に船を没収された漁民に"奇跡"の贈り物

2012/06/24 08:16 JST更新

(C)Lao dong,Thanh Hai
(C)Lao dong,Thanh Hai
 南中部クアンガイ省ビンソン郡ビンチャウ村で漁業を営むチャン・フオンさんとチャン・テー・アインさん親子は約1年前、操業中に中国に拿捕された。身柄は解放されたものの、漁船などの財産は全て没収されてしまい、やるせない日々を送っていた。  父親のフオンさんは漁船のオーナーで、息子のアインさんに船長を任せていた。フオンさんとボー・ミン・クアンさんの漁船が同時に拿捕され、その後乗組員全員がクアンさんの船で帰国を許されたが、フオンさんの船は没収された。  ビンチャウ村と沖合いのリーソン島の漁民にとって、ホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)海域で中国に拿捕されることは、最近珍しくなくなってしまった。漁船の馬力は45CV程度と小さく、逃げてもすぐ捕まってしまう。大きな漁船を作る資金力はなく、再び小型漁船を建造して漁に出るしかない。

 ビンソン郡共産党委員会によると、同郡には馬力が90~450CVと大きい漁船が100隻以上あり外洋で漁獲しているが、ビンチャウ村には特に小型漁船が多く、拿捕される漁船の数が中部地域で最も多いという。  フオンさんは、ホアンサ諸島海域で昔から潜り漁を行っており、ここをあきらめることはできないと話す。何も問題がなければ、ナマコやウニなどの1回の漁獲高が2億5000万~3億ドン(約96万9000~116万円)にも上るからだ。今回没収された漁船は4年前に6億ドン(約233万円)を投じて建造したが、まだ2億ドン(約77万5000円)の借金が残っている。  そんな中、このほどベトナム労働総連盟の「ゴールデンハート(美しい心)基金」からフオンさん親子に小型漁船が贈られることが決まった。家族や村人らは「これは奇跡だ」と喜びに沸いている。1つの組織が丸ごと漁船をプレゼントするのは国内で初めてだ。  フオンさんは「私達の家族は、皆さんから大変な恩を頂いたと感じています。これからも仲間達と共に海で働き、助け合いながら我々の海を守っていくことを約束します」と話した。  

[Lao dong,16/06/2012 07:00,O ]
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