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[観光]

西北部で「フイリソシンカ」が満開、桜にも負けぬ美しさ

2016/04/09 05:10 JST更新

(C) tienphong
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 ベトナム語で「ホアバン(Hoa Ban)」と呼ばれるフイリソシンカ(斑入り蘇芯花)が西北部地方で満開を迎え、同地方を訪れる多くの観光客を魅了している。

 「ホアバン」の名は、西北部地方に多く住んでいる少数民族タイ族の言葉で「甘い花」を意味する。これは、同地方の3~4月の風物詩ともなっている。写真愛好家によると、今年は寒さが長引いたため例年よりも開花が遅れたという。

 西北部だけでなく、ハノイ市タイホー区のタイ(西)湖(Ho Tay)とバーディン区のチュックバック(Truc Bach)湖の間のタインニエン(青年)通りでもフイリソシンカが咲き誇り、ハノイ市民の目を楽しませている。

 フイリソシンカは、紅紫色の斑(ふ)が入った白色の美しい花を咲かせる。花弁5枚のうち、1枚が紅紫色で4枚が白色、または1枚が紅紫色で4枚が淡い紅色などになる。花径は7~10cmと大きめだが、緑色の葉が落ちて花が咲く様子は、満開の日本の桜にも負けない美しさだ。

 なお、3月17日に死去したベトナムの伝説的なロックミュージシャン、チャン・ラップ(Tran Lap)氏率いるロックバンド「ブック・トゥオン(Buc Tuong=The Wall)」の曲に、このフイリソシンカを歌った「ホアバンチャン(Hoa Ban Trang=白いフイリソシンカ)」がある。 

[Phuong Hieu, Tien Phong, 18:30 06/04/2016, A]
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