特殊用途林でエコツーリズムが活性化、林業局報告 [経済]

　特殊用途林などでのエコツーリズムが活性化していることが、農業農村開発省傘下の林業局が先般発表した報告で分かった。

　同局によると、2023年に特殊用途林を訪れた観光客の総数は240万人となり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年と比べて2.2倍に増加すると推定される。売上高の合計額は同2.8倍の3235億VND(約19億4000万円)に膨らんでいる。

　全国の特殊用途林の面積は239万ha(167か所)、保安林の面積は551万haとなっている。特殊用途林と保安林合わせて67か所(主に特殊用途林)では、森林管理委員会が管轄エリア内でエコツーリズム事業を展開している。

　全国63省・市のうち54省・市が、特殊用途林を擁する。特殊用途林の面積が大きい省・市として、◇南中部高原地方ダクラク省：22万9678ha、◇北中部地方ゲアン省：17万3738ha、◇同クアンビン省：14万6588ha、◇南中部沿岸地方クアンナム省：13万0286ha、◇東南部地方ドンナイ省：10万2828haなどが挙げられる。

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