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空手世界チャンピオン、ベトナム代表デビュー戦【VIETJO LIFEコラム:打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~】

2019/12/09 12:00 JST配信

(本記事は、2019年12月2日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

こんにちは。
3月に大学を卒業し、4月よりホーチミンで家具メーカーの営業職をしている小野寺天汰(おのでら てんた)です。 空手の世界チャンピオン が打倒ニッポンを掲げ、ベトナムを強豪国にするべく、これから様々なチャレンジをします。

先日9月8日、私はマレーシアで開催された「第1回アジアフルコンタクト空手道選手権大会」にベトナム代表として出場をしてきました。結果は準優勝で、 「第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」へのアジア枠出場権を獲得し、ベトナム代表として来年日本で闘うことが決定 しました。今回はベトナム代表として初めて試合に出場するにあたり、大変だったことや気づいたこと、今後の課題などを綴ります。


と、その前に大会の概要と出場の経緯について説明したいと思います。現在、「空手」の大会では大きく分けて2つのルールがあります。

ひとつは「伝統派空手」「寸止め空手」といわれるもの。もう一つは「フルコンタクト空手」「極真空手」といわれるものです。どちらにもそれぞれ魅力があり、国内外で多くの人に親しまれています。2020年の東京五輪での採用を目指し、結束力を固め、それぞれが採用に向けた活動を行いましたが、結果的に 「伝統派空手」のみがオリンピック競技として採用 されることとなりました。

「フルコンタクト空手」は東京五輪採用には至らなかったものの、採用を目指す過程において結束力が強まり、初の統一組織である「 JFKO (全日本フルコンタクト空手道連盟)」が発足し、多くの団体が加盟しております。2014年よりJFKO主催の全日本大会が開催されており、 2020年には「第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」が開催 されることになりました。世界各地で予選が開かれる運びとなり、今年5月に開催された全日本大会で日本代表はすでに確定しております。

4月よりベトナムに住んでいる私にとって、5月の全日本大会に出場するという考えはありませんでした。そんな中、「第1回アジアフルコンタクト空手道選手権大会」がアジア枠代表決定戦を兼ねて開催されるとの情報を得て、ベトナムに来て練習場所もなにもかも決まっていませんでしたが、出場することを決めました。

「アジア大会」という名前ですが、予選を勝ち抜いたわけではありません。ベトナムでの住所と「ベトナムから出場する」という旨を書いた申込書と出場費を提出し、エントリーが完了しました。

大会にはマレーシアやオーストラリア、そして日本や強豪国のカザフスタンからも参加があり約30か国、総勢160名以上の選手によって、体重別男女4階級で開催されました。

アジア大会開会式の様子

ベトナムからの出場者は男子中量級(−75kg級)での出場の私と、新極真会ハノイ支部 からベトナム人選手が男子軽量級(−65kg級)と軽重量級(−85kg級)での出場で計3名です。

ベトナムから参加の3選手
(惜しくも予選で敗れてしまいましたが応援させていただきました。また最後まで応援もしていただきました)


私の出場した男子中量級には37名がエントリー。1回戦はパキスタン人の選手と戦いましたが、それ以降、2回戦、準々決勝、準決勝の対戦相手はミャンマー、台湾、タイで働く、各国からの日本人の方々。そして、決勝戦は日本から派遣されてきた選手との対戦ということで、日本人選手との対戦が続く結果となりました。


本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「【第2回】空手世界チャンピオン、ベトナム代表デビュー戦
コラム「打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~」の一覧はこちら → 「打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~

著者紹介
小野寺 天汰(おのでら てんた)
1996年4月6日生。兵庫県伊丹市出身。関西学院大学商学部卒業。4歳より空手を始め、19歳の時に世界大会で初優勝。21歳でテコンドーのインカレで優勝。22歳でインド・スリランカで単身・空手セミナーを成功。アジアの活気とポテンシャルに魅力を感じ、2019年4月、新卒1年目でホーチミンで家具メーカーの会社員に。ベトナムを空手における「アジアの中心地」へと変えるのが目標です。「打倒ニッポンの空手」でベトナム人とともに最強を目指します。趣味は語学学習とTシャツデザイン。好きな食べ物はステーキとインドカレー。

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