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[コラム]

「1番の理由は、ただ単純に超絶ワクワクしたから」徳永拓哉さん / IT企業勤務【VIETJO LIFEコラム:Voice~ベトナム最前線で働く人の声~】

2019/04/26 12:00 JST更新


small>(本記事は、2019年4月22日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。

今回のベトナム就職者談は、IT企業に営業スタッフとして勤務をされている徳永拓哉さんにお話をお聞きしました!


もともと海外には全く興味を持っていなかった状態からベトナム就職をして、これまで約1年半ほどベトナムで勤務をされています。ベトナムで就職をすることになったきっかけやベトナムでの仕事・生活面のことなどについてお話いただきました。

サッカー漬けの日々から新卒での就職まで

– 早速ですが、自己紹介をお願いします。

徳永:はい、徳永と言います。今は27歳で、ベトナムに来てから1年半ほどになります。日本のリクルートキャリアという会社で転職斡旋の法人営業として3年半ほど働いてから、ベトナムで就職をしました。ベトナムに来て1年ほどで転職をしたので、今勤務している企業はベトナムで2社目になります。

– 新卒時の就職活動について教えてください。

徳永:正直、全く就活しませんでした。学生時代はずっとサッカーをやっていて、高校時代は試合には出れませんでしたが、全国大会にも出場しました。下手でしたがプロになりたくて、大学もサッカー部に入り、ずっとサッカー漬けでした。4回生のギリギリまでサッカー選手になりたいと考えていたんですが、「あれ?オレ、センスないじゃん」と卒業直前に諦めてから2週間ほどで就活を終えました。意思決定の理由は非常にシンプルで、「初任給がかなり高い」・「合コンでモテそう!」この2つでしたね。


– リクルートといえば、日本でも有数の営業会社と言われていますが、入社してからはどうでしたか?

徳永:周りは私と比べて遥かに教養があって意識の高い人ばかりだったので、入社してすぐ「来る場所間違えたな…」と思いました。サッカーを辞めて、何かのために頑張る原動力もなかったので、とにかく顧客や上司から怒られないことだけを目的にして働いていました。

私は、社交性や素直さといった人柄が強みなのですが、それもその時は全く発揮できていませんでした。そんなスタンスだったので、結果は言うまでもなくひどかったです。1年目は同期の中でビリだったと思います。断トツで。

– でも、結果としては3年半の期間働いたのですよね?

徳永:はい。さっき話したように、1年目は本当にどうしようもない状況だったのですが、2年目にちょっとした成功体験があって。それをきっかけにだんだんと自信・責任感・使命感みたいなものが生まれて、仕事が楽しくなりましたね。

自分らしさも出せて結果も少しずつ付いてきました。入社当時の怒られたくない・合コンでモテたいという思考からすると信じられないかもしれませんが…。在籍期間の最後の方は、「顧客の事業成長のために」、「経営者から信頼されたい」、「この市場はこうなってほしい」といったような、完全に分不相応な思いが自分を動機付けていました。

これは偶然ではなく必然だと思っています。リクルートは社員に対し ”内省”を促す会社 です。成功と失敗の実体験を基に「これができた」、「これは足りなかった」ということを言語化し内省させます。何が言いたいかというと、できること(Can)が増えると、やりたいこと(Will)が増えますよね?そうやってどんどん前向きに仕事をするようになり、 「こういう仕事がしたい!」といった願望が増えました。 勿論、やらなければいけない数字面(Must)を達成することが前提なのですが。

これを纏めて「Will-Can-Must面談」といって、忙しいのに全社員にやるんですよ。最初は何だかオカルトっぽいなぁ…と拒絶反応がありましたが、今では本当に素晴らしい仕組みだと思います。勿論、ご想像の通りコミットメントの過酷さや、立ち直れないほどの理詰めに遭うこともありますが、今考えると理不尽なことはなく全て合理的でした。今では入社して良かったと思っています。

海外就職のきっかけとなったベトナム旅行

– とてもいい状態だったように聞こえますが、退職をしたのはどうしてだったのですか?

徳永:私は契約社員だったので契約期間が決まっていました。研修6ヶ月と3年間の契約期間だったので、合計3年半で契約が切れる雇用でした。自分が望めばもしかしたら正社員登用できたかもしれませんが、契約更新をするという考えはなく、転職しようと考えていました。

そう思った理由は主に2つあります。 1つ目は、良くも悪くも「リクルート」という看板は日本の人材市場ではとても強くて、自分は何もしてないのに期待されたり感謝されることがありました。私は自己顕示欲が強くМなので、 何もない状態から信頼を勝ち取ったり、ビジネスをしたほうが成長できる かなと思ったんです。

2つ目は、1人の営業という役割の範疇ではなく、経営者の近くでマネジメントや事業を立ち上げるフェーズの仕事がしたいという気持ちがあったからです。とはいっても、相応の能力や経験はなく、段飛ばしのキャリアパスになってしまいますが、それでも「やりたい!」「挑戦したい!」と思いました。

また、リクルートで第二新卒者の転職斡旋を主な仕事としてきたので、転職に対するネガティブなイメージは全くありませんでした。



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