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[経済]

ベトナムのインスタント麺市場、3社がシェア7割超握る

2020/11/23 16:21 JST更新

(C) cafebiz
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 世界ラーメン協会(WINA)によると、2019年のベトナムのインスタントラーメン(即席麺)の消費量は54億3000万食で、世界5位だった。同年の1人あたり消費量は57食で、世界初の即席麺を発明した日本を超え、世界平均水準の4倍となった。

 人口の多さや麺文化が根付いていること、新型コロナウイルス感染拡大に伴う保存食のまとめ買いにより、インスタント麺市場の開発余地はまだまだ大きい。

 同市場のシェアは、ビナエースコック(Vina Acecook)とマサングループ[MSN](Masan Group)、アジアフード(Asia Food)の大手3社が7割超を握っている。その他のビフォン(Vifon)、コルサ・ミリケット食品[CMN](Colusa - Miliket)のシェアは2~4%となっている。

<2019年のインスタント麺メーカー6社の売上高>


<2019年のインスタント麺メーカー6社の税引後利益>


 市場シェア5割を保有するビナエースコックは、2019年の売上高が前年比+8.3%増の10兆6480億VND(約480億円)、税引後利益が同+20%増の1兆6600億VND(約75億円)の増収増益だった。

 MSN子会社のマサン消費財[MCH](Masan Consumer)は、「オマチ(Omachi)」と「ココミ(Kokomi)」の2ブランドで高級品市場に注力する戦略を取っている。同社は強力なブランドや広範な販売網で優勢となっている。

 アジアフードは、2019年の売上高が前年比+9.2%増の3兆0710億VND(約140億円)、税引後利益が同▲53.4%減の4090億VND(約18.5億円)の増収減益だった。

 「二匹のエビ」のロゴマークで計画経済時から南部地方で広く認知されているコルサ・ミリケットは、国内外の同業他社との競争に苦戦しているものの、安定的な売上高と利益を維持している。2019年の売上高は6250億VND(約28億3000万円)、税引後利益は250億VND(約1億1300万円)だった。

 ビフォンはインスタントラーメンのほか、フーティウ(Hu tieu)、フォー(Pho)、ブン(Bun)など多岐にわたる即席麺、おかゆ、顆粒スープの素を生産している。国内市場のほか、海外にも輸出している。2019年の売上高は前年比+10.9%増の2兆1050億VND(約95億円)、税引後利益が同2.5倍の750億VND(約3億4000万円)の大幅な増益だった。

 韓国や日本、タイなどの外資系即席麺メーカーが相次いでベトナム市場に参入していることを背景に、地場企業は競争力の向上を目指して、高級製品の開発を強化している。このことから、国内外企業間の競争が一層高度化すると見込まれる。 

[Vietnambiz 08:07 14/11/2020, A]
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