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[経済]

メコンデルタ地方、「成長の足かせ」4つの課題 年次経済報告書

2022/08/04 15:13 JST更新

(C) baochinhphu
(C) baochinhphu
 ベトナム商工連盟(VCCI)カントー支部とフルブライト公共政策管理校(FSPPM)はこのほど、「2022年版南部メコンデルタ地方年次経済報告書」を共同発表した。

 同地方の年次経済報告書が発表されたのは今回が2回目。VCCIとFSPPMは2020年12月、地方の包括的な経済報告書として国内初となる「2020年版南部メコンデルタ地方年次経済報告書」を発表した。

 新たに発表された2022年版の報告書では、◇同地方の競争力指数(PCI)ランキングの低下、◇食料安全保障の負担、◇労働力の質の低さ、◇貧弱な交通・物流インフラの4つが同地方の主要な課題として指摘された。4つの課題は同地方の投資誘致、ひいては社会経済成長の足かせになっている。

 同地方の2021年のPCIは低下し、全国6地域の中で4位となり、経済社会開発が特に遅れている南中部高原地方と北部山岳地帯の2地域を上回ったに過ぎない。

 また、同地方は国の食糧生産地としての役割を果たす存在として位置づけられており、広大な稲作地を擁する。しかし、稲作地が散在し、さらに小規模の区画が大半となっているため、機械化は難航し、生産性を高めて農家の収入を増やすことは困難を極めている。

 同地方では、職業訓練を受けていない労働者の割合が約90%に達しており、全国で最も高い水準となっている。

 交通・物流インフラの課題については、地方全体の国道の総延長が2562km程度で、全国に対する同地方の面積、人口、域内総生産(GRDP)の割合から見れば非常に低い水準に留まり、全国に占める同地方の高速道路の総延長の割合は6.7%に過ぎない。

 また、地方には本格的な海港や物流センターがなく、輸出入品の70%以上はホーチミン市をはじめとする東南部地方の港で積み替えを行う必要があるため、物流コストが10~40%多くかかり、商品の競争力が低下しているのが現状だ。

 なお、2021年のGRDPがマイナス成長となった省・市は全国に9省・市あるが、このうち6省・市が南部メコンデルタ地方に含まれる。専門家らは報告書の中で、同地方の成長を確保する上でこの4つの課題を解決することが急務だと主張した。 

[VnExpress 18:52 01/08/2022 / VTV 11:31 01/08/2022 / Bao Chinh Phu 16:00 01/08/2022, A]
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