ビングループ、カンゾー郡での洋上風力発電所案件を提案 [経済]

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)はこのほど、ホーチミン市人民委員会に対し、同市カンゾー郡沿岸部における洋上風力発電所への投資を提案した。

　提案によると、発電容量は約3000MWで、年間発電量は約90億kWhを見込んでいる。投資総額は約45億USD(約6400億円)で、需要に応じて段階的に投資を進める方針だ。

　同案件は、VICが同郡で4月に着工した用地面積2870haの埋め立て沿岸都市区案件「ビンホームズ・グリーンパラダイス(Vinhomes Green Paradise)」と、自社グループ内の電力需要に対応することを目的としている。

　VICは同案件の実施に向けて、ホーチミン市人民委員会に対し、カンゾー郡周辺の海域1163haの調査・研究を許可するよう要請した。これを受け、同市人民委員会は同市財政局に対し、関連機関と連携してVICへの手続きを指導するよう委任した。

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