ホーチミン：メトロ1号線、開業初年度は5550万円の赤字 [経済]

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　ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン～スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)は、開業初年度となる2024年の監査済財務諸表を発表した。売上高は110億VND(約6000万円)超で、うち旅客輸送事業が約106億VND(約5800万円)を占めた。

　同年の金融活動収益は前年の16.6倍にあたる93億VND(約5100万円)となり、金融活動費用はなかった。その他の利益も黒字に転換した。

　一方、税引後利益は約▲101億VND(約▲5550万円)の赤字となり、設立以来最大の赤字となった。原因は、一般管理費が前年の3.9倍へと急増したためだ。同年末時点の累積赤字額は▲350億VND(約▲1億9200万円)超だった。

　同年末時点の総資産は3兆5590億VND(約196億円)、銀行預金が2230億VND(約12億3000万円)超となっている。

　2025年の業績目標は、チケット販売収入が2016億VND(約11億円)、税引前利益が2000万VND(約11万円)に設定されている。

　メトロ1号線は同市初の都市鉄道で、2024年12月に運行を開始した。投資総額は43兆7000億VND(約2400億円)。全長約20kmで、市中心部の1区、ビンタイン区、同市直轄のトゥードゥック市を結び、14駅(高架駅11駅、地下駅3駅)が設置されている。

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