地場EVビンファスト、26年までに現地調達率80％目指す [経済]

（C）Bao Cong Thuong

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は、2026年までに現地調達率を80％に引き上げる目標を掲げており、年間100万台の生産体制に対応すべく、サプライヤー網の拡大を進めている。

　ビンファストは現在、ベトナム国内のサプライヤー約700社と提携しているが、今後の成長スピードに対応するために、全国規模での供給体制を強化する方針を示している。

　同社は6月9日にハノイ市で「現地調達の強化とサプライヤー網の発展」をテーマとした会議を開催する予定。この席で具体的なロードマップを発表し、国内企業と連携してベトナム自動車産業の発展を目指す取り組みを打ち出す。

　同社は、技術・生産能力を備えた企業とは直接契約する方針。まだ要件を満たさない企業については、海外パートナーとのマッチングを行い、技術移転や資金面の支援を行う。

　同社は合意した計画に基づいた製品の買取を約束し、地場企業が安心して長期的な投資を行えるよう支援していく方針だ。

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