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[経済]

米ガーミン、ベトナムのスマートウォッチ市場でシェア首位に

2025/07/16 13:54 JST更新

(C)Nguoi Do Thi
(C)Nguoi Do Thi
 IT専門調査会社IDCと米GPS機器大手ガーミン(Garmin)の最新レポートによると、ガーミンは2024年におけるベトナムのスマートウォッチ市場で32%のシェア(金額ベース)を獲得して首位に立った。国内ユーザー数は、前年比+50%増の48万人余りとなり、アジア太平洋地域(APAC)における同社の市場で最も高い成長率を記録した。

 ガーミンは2021年にベトナム市場に本格参入して以降、製品の多様化に加え、サービスやコミュニティ機能の拡充に注力してきた。スマートウォッチが単なるデジタルデバイスから、健康管理やフィットネスのサポートを担うライフスタイルツールへと進化するなか、同社は市場ニーズへの的確な対応で存在感を強めている。

 同社が展開する製品ラインアップは、ランナー向けの「Forerunner」シリーズをはじめ、アウトドア向けの「fēnix」、ヘルスケア向けの「Venu」、ハイエンド層をターゲットにした「MARQ」など多岐にわたる。

 さらに同社は、専用アプリ「Garmin Connect」やバーチャルトレーナー「Garmin Coach」、ランニングコミュニティ「Garmin Running Club」、非接触決済サービス「Garmin Pay」(ベトナム国内11行と連携)など、エコシステム全体の拡充も進めている。

 デジタルヘルス領域にも注力しており、独自プラットフォーム「Garmin Health」を通じて、医療機関や企業、研究機関との連携を拡大。デバイスからリアルタイムで取得される心拍、睡眠、活動量などの生体データを活用し、個別化された健康管理や疾患モニタリングの高度化を図っている。

 なお、ベトナムのスマートウォッチ市場は、2023年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)+15〜18%で推移すると見込まれており、戦略的市場としての重要性が一段と高まっている。 

[Nguoi Do Thi 13:13 14/07/2025,U]
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