チン首相、GDP成長率目標+8.3〜8.5％は「困難だが達成可能」 [経済]

　ファム・ミン・チン首相は16日、2025年通年の国内総生産(GDP)成長率+8.3～8.5％と2026年の+10％以上の達成は、非常に大きな多くの試練を伴う困難な目標だが、実現不可能ではないと強調した。同日に開かれた、2025年の経済成長目標とその達成に向けた中央政府と地方政府とのオンライン会議で述べた。

　グエン・バン・タン財政相は、1～6月期の成長率が+7.52％だったことを踏まえて策定した2つの経済成長シナリオを説明した。

　シナリオ1は通年成長率目標を+8.0％、うち7～9月は+8.3％、10～12月は+8.5％とし、GDP規模は約5080億USD(約75兆6000億円)とする。

　シナリオ2は通年成長率目標を+8.3～8.5％、うち7～9月は+8.9～9.2％、10～12月は+9.1～9.5％とし、GDP規模は5100億USD(約75兆9000億円)とする。

　財政省は、シナリオ2を目指すよう首相に提言した。

　チン首相は、経済成長を促進するためには、金融政策と財政政策が調和的かつ効果的に連携し、支え合う必要があると指摘した。また、年内の高速道路と沿岸道路の建設目標達成と鉄道プロジェクトの着工を求めたほか、各省庁と地方政府に対し、目標達成に向けた具体的な指示を出した。

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チン首相、GDP成長率目標+8.3～8.5％は「困難だが達成可能」