ベトナム航空、会員向け決済カードを発表　米ビザやACB銀と連携 [経済]

　ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)はこのほど、アジアコマーシャル銀行[ACB](Asia Commercial Bank)および米クレジットカード大手ビザ(Visa)と協力し、支払い機能を統合した会員カード「ロータスマイル・ペイ(Lotusmiles Pay)」を発表した。

　同カードは、HVNのマイレージプログラム「ロータスマイル」に対応し、航空サービスと金融・消費サービスを結び付けることで、利便性の高い顧客体験を提供する。カードはクレジットとデビットの2種類があり、ビザの加盟店で支払いができるほか、利用額に応じて自動でマイルが貯まる仕組みだ。

　カードの発行・管理はACBが担当し、会員は「ロータスマイル」のアプリでオンライン申請ができ、ACBのアプリ「ACB ONE」を通じて利用履歴が確認できる。

　HVNは約700万人の会員基盤を活用し、マイル加算や会員ステータスのアップグレード、パーソナライズされた特典の提供に注力する。取引データは、顧客の行動分析やクロスセル施策にも活用される。

　今回の提携は、HVNの会員制度のデジタル化と利便性向上を加速させる取り組みで、日常の決済を通じて航空会社との接点を拡大する狙いがある。

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ベトナム航空、会員向け決済カードを発表 米ビザやACB銀と連携

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