ドンナイ省、メトロ1号線のロンタイン空港延伸案をPPP方式で実施 [経済]

　東南部地方ドンナイ省人民委員会はこのほど、地場インフラ企業のドナコープ(DonaCoop)および投資ファンドのビナキャピタル(VinaCapital)の共同企業体(JV)に対し、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン～スオイティエン間)をドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港まで延伸するプロジェクトの提案を、官民パートナーシップ(PPP)方式で行うことを承認した。

　投資総額は、土地収用にかかる補償費用を除いて約65兆VND(約3600億円)で、全額を民間資本で賄う。

　延伸区間の全長は約38.5kmで、以下の3区間で構成される。

◇メトロ1号線の起点であるベンタイン駅からドンナイ省の新行政センターである第1ビエンホア工業団地までの約6.5km
◇新行政センターからロンタイン国際空港までの約27km
◇新行政センターから旧ビエンホア市中心部の幹線道路までの約5km

　ドンナイ省人民委員会は、同省財政局を申請書類の受け付け機関に指定し、投資方針に関する提案報告書の提出期限を承認日から最長9か月以内と定めた。

　これに先立ち、同JVは省内の関係当局と連携して、路線の現地調査や、公共交通指向型都市開発(Transit-Oriented Development＝TOD)モデルの検討を進めている。今後、正式なプロジェクト化に向けた手続きが本格化する見通しだ。

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