サングループ傘下の航空会社、航空運送事業許可を取得 [経済]

（C）Nguoi Lao Dong

　観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下の航空会社「サン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways＝SPA)」は25日、ベトナム航空局(CAAV)から航空運送事業許可(Air Operator Certificate＝AOC)と認定訓練機関(Air Training Organizations＝ATO)の証明書を取得した。これにより、定期商業運航と自社での航空人材育成が可能となった。

　同社はAOC取得に向けて、運航マニュアルや各種手順を整備し、緊急脱出訓練を含む7つのシナリオ訓練や夜間・迂回飛行などのテスト飛行を成功させ、安全性と運航能力の基準を満たした。なお、航空券販売は10月15日から、商業運航の開始は11月1日からを予定している。

　就航路線はフーコック(南部メコンデルタ地方アンザン省)～ハノイ線、フーコック～ホーチミン線、フーコック～ダナン(南中部地方)線をはじめ、ホーチミン～ハノイ線、ホーチミン～ダナン線、ホーチミン～バンドン(東北部地方クアンニン省)などを計画しており、今後はさらなるフーコック発着便の拡大を見据えている。

　なお、サングループは8月末、カナダのCAEと提携してサン・アビエーション・アカデミー(Sun Aviation Academy)を設立し、運航体制と人材育成の強化を進めている。

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