[経済]
ベトナム産ザボンの豪輸出が許可、6種類目の輸出果物に
2025/10/10 14:35 JST更新
) (C) tuoitre |
農業環境省は9日、在ベトナム・オーストラリア大使館とともに、ベトナム産ザボン(ポメロ)のオーストラリア輸出と、オーストラリア産ブルーベリーのベトナム輸出の許可について発表する式典を開催した。両国間の農産物貿易における重要な節目となり、農業分野での協力強化が期待されている。
これによりザボンは、マンゴー、ライチ、リュウガン、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツに続いて、オーストラリアへの正式な輸出が許可された6種類目の果物となった。
一方、ブルーベリーは、オーストラリアからベトナムに輸入される7種類目の果物となる。これまでに、ブドウ、オレンジ、ミカン、サクランボ、モモ、ネクタリンがオーストラリアから輸入されている。
ギリアン・バード大使は「今回の市場開放は、両国の農業協力における大きな成果であり、ベトナムの消費者がまもなく新鮮で高品質なオーストラリア産ブルーベリーを味わえるようになる」と述べた。オーストラリア産ブルーベリーは、衛生的な栽培環境で生産され、収穫から最短24時間でベトナム市場に届けられるという。
同大使はまた、両国が導入している「2+2」協力メカニズム(双方が同時に2品目の市場開放を進める枠組み)を評価し、今後の農産物貿易の拡大に期待を示した。
現在、ベトナム産ザボンは米国、韓国、ニュージーランドなど世界14か国・地域に輸出されている。栽培面積は2015年の5万haから2025年には10万ha超に拡大する見通しで、年間生産量は約100万t、2024年の輸出額は約6000万USD(約92億円)に達した。
[Tuoi Tre 11:50 09/10/2025, A]
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。