ビンファスト、電動車両の技術者3000人を養成 [経済]

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は、3000人規模の電動車両技術者を養成する大規模プログラムを開始したと発表した。

　これには、EVの技術者2000人と、電動バイクの技術者1200人が含まれる。授業料は全額無料で、実習中は給与が支払われ、宿泊や生活の支援も提供されるため、若者にとって魅力的な就業機会となる。

　修了後は、全国各地にあるビンファストのサービスセンターへの就職が保証される。

　カリキュラムは理論と実践を組み合わせた形式で、北部紅河デルタ地方ハイフォン市のビンファスト工場と全国の整備拠点で1～2か月間にわたり実施される。内容は、EV・電動バイクの最新技術やサービスのスキルを中心に構成される。

　第1弾として、すでに訓練を修了した約400人の技術者が、全国のサービスセンターで顧客対応にあたっている。

　ビンファストの責任者は、「電動車両の技術に精通したベトナム人技術者の養成を通じて、サービスの品質を保証するだけでなく、世界が目指すグリーン交通時代にも貢献していく」と述べた。

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