[経済]
中国オッポ、ホーチミンにサテライト倉庫を開設
2025/10/24 15:35 JST更新
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中国のスマートフォンメーカーであるオッポ(OPPO)はこのほど、ホーチミン市に東南アジア初のグローバルスタンダードのサテライト倉庫を開設した。倉庫は全国のオッポサービスセンター45か所への部品供給拠点として機能する。
倉庫の面積は約700m2で、オッポのグローバルサービスシステム基準に基づいて設計・施工・運営されている。
倉庫には、500台の棚に5000種類以上の部品が電子バーコードで整理・管理されており、迅速かつ正確な検索が可能となっている。また、10~35度の温度管理と最適な湿度制御システムにより、バッテリーや基板、センサーなどデリケートな電子部品を安全に保管している。
倉庫は人工知能(AI)によるサプライチェーン管理システムを導入し、実際の需要に基づいて毎週自動的に中国本社の倉庫へ発注を行う。AIは、使用部品・在庫数・輸送中の部品を同時に分析し、需要予測を最適化して供給の継続性を確保している。
従来は、各サービスセンターで限られた在庫数しか確保できていなかったため、部品が不足すると修理完了まで7~15日間を要していた。しかし、新倉庫の導入により、修理の待ち時間が大幅に短縮され、現在はサービスセンターの修理案件の96%が1時間以内に完了しているという。
オッポは今回の投資について、急速に拡大するベトナム市場への対応が目的だと説明した。人口約1億人を抱えるベトナムは、同社にとって海外で最大規模の市場の一つとなっている。
[Kinh Te Chung Khoan 15:17 20/10/2025, A]
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