ベトナム産コーヒーは相互関税免除、トランプ大統領が言及 [経済]

　外電によると、米国のドナルド・トランプ大統領は27日、両国政府が共同声明で発表した公正で均衡のとれた貿易協定の対象にベトナム産コーヒーが含まれ、米国がベトナムに課す20％の相互関税が免除されると述べた。

　トランプ氏は、マレーシアから日本に向かう大統領専用機内で「コーヒーの価格を少し下げたい」と記者団に語り、コーヒー生産大国であるベトナムを訪問する可能性にも言及した。

　米ホワイトハウスは、両国は今後数週間以内に貿易協定の最終合意に至る見通しだと明らかにした。ベトナムからの大半の輸入品に対して20％の相互関税を維持するものの、一部の品目に対する関税は撤廃する。対象品目は後日発表される。

　なお、ベトナムの2025年1～9月期のコーヒー輸出量は前年同期比+11.7％増の125万t、輸出額は同+62.2％増の70億USD(約1兆0700億円)に上った。9月の平均輸出価格は1t当たり5700USD(約87万2000円)で、前月比+4.2％、前年同月比+2％上昇した。1～9月期の平均輸出価格は5655USD(約86万5000円)と、前年同期比+45.2％の上昇となり、過去数年間で最高額となった。

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