地場タイフンコープ、国産小型EVトラックを発表 [経済]

（C）Bnews

　電動ゴルフカートの開発などを手掛ける地場タイフンコープ(Thai Hung Corp)は12日、国産の小型電気自動車(EV)トラック「GIO Tano 250」をお披露目した。

　同社の「GIO」ブランドに新たに加わるモデルで、北部紅河デルタ地方フンイエン省(旧タイビン省)にある自社工場で設計・製造する。販売価格は約3500万VND(約20万5000円)～となっている。

　「GIO Tano 250」は、個人商店や小規模工房、農家、エコツーリズム施設などでの日常的な荷運び需要を想定したモデルだ。車体は小回りが利き、住宅街や市場、工場構内など一般的なトラックが入りにくい狭い場所でも運転しやすい仕様となっている。用途に応じて、荷台や外装をカスタマイズできる点も特徴だ。

　同社によると、同モデルは排出ガスゼロで走行音も静かなため、エコ地区やスマートシティ、農業ハイテクゾーンなどでの活用が見込めるという。エネルギー効率性を重視した設計で、区域運送の新たな選択肢として期待されている。

　同モデルの主要スペックは、◇全長×全幅×全高：2400×1000×1650mm、◇ホイールベース：1800mm、◇最低地上高150mm。電動モーター出力は1.2kW、最大トルク40Nm。時速2km以下で作動する自動ブレーキ機能を搭載し、四輪動力車の技術的安全性と環境保護に関する国家技術基準に適合している。

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