[経済]
ベトナムの7~9月GDP成長率でASEAN主要国トップ、タイの7倍
2025/11/24 06:02 JST更新
) イメージ写真 |
ベトナムの国内総生産(GDP)成長率は、東南アジア主要6か国=ASEAN6(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)で最も高く、タイの約7倍となった。
ベトナムの2025年7~9月のGDP成長率は前年同期比+8.23%となり、コロナ禍からの回復期だった2022年を除けば、直近10年余りで最も高い伸びを記録した。1~9月期のGDP成長率は前年同期比+7.85%だった。これを受け、複数の国際機関がベトナムの2025年成長率見通しを以下の通り引き上げた。
・英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank):+7.5%(前回予想:+6.1%)
・香港上海銀行(HSBC):+7.9%(同:+6.6%)
・シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB):+7.7%(同:+7.5%)
・アジア開発銀行(ADB):+6.7%(同:+6.3%)
■その他ASEAN6各国の状況
GDP成長率2位はマレーシアで、7~9月のGDP成長率が+5.2%となった。同国の2025年GDP成長率は+4.0〜4.8%と見込まれている。
東南アジア最大の経済圏であるインドネシアは、7~9月のGDP成長率が+5.04%で3位につけ、1~9月期のGDP成長率は+5.01%となった。フィリピンは7~9月のGDP成長率が+4.0%で、域内4番手だった。
シンガポールは7~9月のGDP成長率が+2.9%で、域内5番手となった。シンガポール当局によると、同国の2025年のGDP成長率は+1.5〜2.5%と予想されている。
最下位はタイで、7~9月のGDP成長率は+1.2%程度にとどまり、4~6月の+2.8%から大幅に減速した。これは2021年以来の最低水準で、タイ当局は同国の2025年のGDP成長率見通しを+2.0%としている。
[Doanh Nghiep & Kinh Doanh 12:52 20/11/2025,U]
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。