[経済]
航空局、空港網の拡大を提案 50年までに36か所体制へ
2025/11/27 14:36 JST更新
) (C) tienphong |
ベトナム民間航空局(CAAV)は、2050年までを視野に入れた2021~2030年の全国空港システム開発マスタープランの調整案を建設省に提出した。
提案によると、全国の空港数を2030年までに33か所、2050年までに36か所へと拡大し、年間約5億4000万人の旅客需要に対応する計画だ。
2030年時点の旅客処理能力は約2億9700万人を想定している。空港用地は約2万6600haで、2050年には約2万7800haまで拡張する見通し。また、2030年までの開発投資額は約500兆VND(約2兆9600億円)となり、国家予算、民間資金、その他の合法的な資金から調達する方針だ。
今回の調整案には、新たに以下の2空港が追加候補として盛り込まれている。
◇南中部地方クアンガイ省(旧コントゥム省)のマングデン空港:国際民間航空機関(ICAO)が定める飛行場基準コードで4Cクラス、投資額約5兆VND(約296億円)、敷地面積約350ha
◇南中部地方カインホア省のバンフォン空港:ICAOが定める飛行場基準コードで4Eクラス、投資額約9兆2000億VND(約540億円)、敷地面積約500ha
両空港の追加は、政府が承認した地域開発方針に沿うもので、観光・物流機能の強化、地域間の連携、交通インフラの整備を目的としている。計画案はすでに建設省の審査を通過しており、副首相の承認も得た。
さらに、CAAVは北中部地方クアンチ省のクアンチ空港の飛行場基準コードを4Cから4Eへと引き上げることも提案した。同空港は、東西経済回廊上に位置し、ラオスやタイとベトナムを結ぶ物流拠点とされている。格上げにより、国際線の誘致、物流企業や整備・修理・オーバーホール(MRO)企業の参入促進が期待される。
[Tien Phong 08:22 26/11/2025, A]
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