ハノイ：12月から公共電動自転車の運用開始、同市初 [経済]

（C）Bao Van Hoa

　シェアサイクル事業を手掛けるチーナムグループ(Tri Nam Group)は12月1日、ハノイ市で初となる公共電動自転車の運用を開始した。グリーン交通促進の流れに合わせ、市内のシェアサイクル事業の多様化を図る方針だ。

　チーナムグループによると、同プロジェクトは同市人民委員会の承認を得ており、2025年12月から2026年1～3月にかけて、市内中心部で5000台余りを導入する。

　12月1日には、市民劇場(オペラハウス)の隣にある8月19日フラワーガーデンのサイクルポートに第1弾として10台を配置した。数日中に市中心部のサイクルポートに公共電動自転車を順次配備していく予定だ。

　同グループが導入するのは、ペダル付きの電動自転車。バッテリーの取り外しが可能で、同グループが展開する充電ステーションでバッテリーの充電と交換ができる。1回のバッテリー充電または交換により、最高時速25kmで約90kmの走行が可能。なお、最大積載量は130kgとなっている。

　レンタル料金は30分2万VND(約118円)、60分3万5000VND(約206円)で、さらに長時間の利用者には割引サービスを適用する。従来のシェアサイクルよりも割高になるが、電動のメリットを考えれば、リーズナブルな価格帯と言える。

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