[経済]
地場キムロン、自動車エンジン工場を竣工 国産化率80%目指す
2025/12/09 13:06 JST更新
) (C)VOV |
大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーターズ(Kim Long Motors)はこのほど、北中部地方フエ市のチャンマイ・ランコー経済区にある自動車専門工業団地キムロン・モーターズ・フエ工業団地で、自動車エンジン工場の竣工式を開催した。
今回の新工場竣工は、自動車エンジン分野でベトナムが中核技術の国産化を進めるうえで重要な節目となる。
同工場は敷地面積6.5ha、年間生産能力4万基超で、初期投資額は2億6000万USD(約400億円)。同社が中国の大手エンジンメーカーである広西玉柴機器との包括的戦略提携を締結した2024年8月に着工し、1年余りで稼働にこぎつけた。
工場には自動化率90%の最新ラインが導入され、スマートファクトリー化により製造データの完全なトレーサビリティを確保している。当面はディーゼルエンジンを中心に、自動車、船舶、農業機械、発電機向けのエンジンを生産する予定だ。今後はエンジンブロックやシリンダーヘッドなど主要部品の加工設備を導入し、国産化率を80%まで引き上げる方針だ。
新工場の稼働により、国内供給だけでなく、東南アジア各国や韓国、中東向けの輸出拡大も視野に入れており、ベトナム自動車産業の競争力向上に寄与することが期待されている。
[VOV 18:56 05/12/2025,U]
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