VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[経済]

ホーチミン:メトロ2号線、約200m延伸 メトロ1号線と接続

2025/12/24 06:58 JST更新

(C) tuoitre
(C) tuoitre
 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)について、路線計画および関連施設の位置の調整方針を承認した。調整後のメトロ2号線は、ベンタイン駅側に約200m延伸し、メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)との一体的な接続が実現する。

 同市メトロ管理委員会(MAUR)によると、調整後のメトロ2号線の総延長は約11.27kmとなり、始点はベンタイン駅、終点はタムルオン車両基地(デポ)となる。路線は市内の14街区を通過し、一部の駅周辺では用地の範囲を調整するが、主に公共用地を活用し、住宅用地の新たな収用は行わない。

 今回の調整は、メトロ1号線との円滑な乗り換えと、将来的なメトロ網の統合運用を目的としたものだ。あわせて、メトロ2号線は自動運転レベルを最高水準である「GoA4(レベル4)」に引き上げ、運転士や車内要員を置かない完全自動運転方式を採用する。

 同プロジェクトは、国会決議第188号/2025/QH15に基づく特別制度を適用する初のメトロ事業となる。資金面では、従来の政府開発援助(ODA)方式から公共投資方式に移行しており、投資総額は約57兆VND(約3400億円)に引き上げられる見通しだ。

 ホーチミン市は、2026年1月15日までに全線を着工する計画だ。現在は、プロジェクト調整に関する各種手続きを進めるとともに、駅および車両基地周辺における公共交通指向型都市開発(Transit-Oriented Development=TOD)の基準となる中心点の確定作業を進めている。 

[Tuoi Tre 19:40 22/12/2025, A]
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる