[経済]
タイ小売大手BJC、MMメガマーケット・ベトナムを完全買収へ
2026/01/22 06:01 JST更新
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タイの大手商社バーリユッカー(Berli Jucker=BJC)は、約225億THB(約1140億円)を投じて、タイの大手財閥TCCグループ(TCC Group)の傘下で、ベトナムで卸売・小売事業を展開するMMメガマーケット・ベトナム(MM Mega Market Vietnam=MMVN)を完全買収する計画を明らかにした。
タイ証券取引所への開示によると、BJCは子会社のシー・ディストリビューション・アジア(C-Distribution Asia=CDA)を通じて、シンガポールのTCCランド・インターナショナル(TCCLI)の全株式をゴールデンランド・インターナショナル(GLI)から取得する。TCCLIは現在、MMVNの株式100%を保有している。
GLIがBJCの大株主であるTCCコーポレーション傘下にあることから、同取引は関連当事者取引に該当する。BJCは、2月13日に臨時株主総会を開き、承認を求める予定で、可決されれば2026年4~6月に取引が完了する見通しだ。
BJCはベトナムをASEAN有数の高成長消費市場と位置付けており、MMVNを傘下に収めることで、卸売・小売・オンラインを含む流通網の統合を進め、調達や物流面でのシナジー創出を狙う。
業績面では、MMVNは2024年に売上高178億THB(約900億円)、税引後利益4億4200万THB(約22億4000万円)を計上しており、BJCはMMVNを安定した収益基盤を持つ事業と評価している。将来的には、店舗網の拡大と企業間取引(B2B)事業の強化を通じて、利益成長を図る方針だ。
MMメガマーケット・ベトナムは、もともとドイツ系小売大手メトロ・キャッシュ&キャリー(Metro Cash & Carry)が2009年に設立した事業で、当初は「メトロ・キャッシュ&キャリー・ベトナム(Metro Cash & Carry Vietnam)」として展開されていた。2015年にTCCグループが同事業を買収し、2016年に現在のブランド名へと変更した経緯がある。
今回の取引は、間接保有からBJCによる直接支配へ移行する再編として、ベトナム市場への長期コミットメントを示す動きといえる。
[Markettimes 08:43 21/01/2026, A]
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