[経済]
ブランドレジデンス市場でベトナムが世界4位、サヴィルズ報告
2026/03/18 13:48 JST更新
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英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)が発表したブランドレジデンス(高級ホテルブランドが管理・運営する住宅)に関する最新レポート「Branded Residences 2025~2026」によると、ベトナムのブランドレジデンスのプロジェクト数は、米国、アラブ首長国連邦(UAE)、メキシコに次ぐ世界4位となっている。ベトナム全国では、34のブランドが50件以上のプロジェクトを展開している。
リゾート地から大都市まで展開
これまでベトナムのブランドレジデンスは、主に沿岸部のリゾート地で展開されてきたが、近年はハノイ市やホーチミン市などの大都市において「アーバン・ブランドレジデンス」として開発されるケースが増加している。
ホーチミン市では、急成長中の地場系新興不動産会社であるマステライズ・グループ(Masterise Group)傘下のマステライズ・ホームズ(Masterise Homes)が開発する「グランド・マリーナ・サイゴン(Grand Marina Saigon)」や、ドンナイ川沿いの「ザ・リブス・エリーサーブ(The Rivus ELIE SAAB)」などが注目を集めている。ハノイ市では、ホアンキエム湖に近接する「ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ハノイ(The Ritz-Carlton Residences Hanoi)」がある。
沿岸部リゾートの開発も継続
一方、観光地におけるブランドレジデンスの開発も引き続き活発だ。代表的なプロジェクトとしては、地場系不動産大手企業であるBIMグループ(BIM Group)が手掛ける「インターコンチネンタル・レジデンス・ハロンベイ(InterContinental Residences Halong Bay)」や「パークハイアット・フーコック(Park Hyatt Phu Quoc)」、投資会社であるインドシナ・キャピタル(Indochina Capital)が投資する「ハイアット・リージェンシー・ダナン・リゾート・アンド・スパ(Hyatt Regency Danang Resort and Spa)」などが挙げられる。
ベトナムのブランドレジデンス市場は、◇米ホテル大手のマリオット・インターナショナル(Marriott International)、◇英ホテル大手のインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)、◇仏ホテル大手のアコー(Accor)の3大ホテルグループが全プロジェクトの約40%を占めている。
国内の実需層の増加が市場を牽引
サヴィルズ・ホテルズ(Savills Hotels)東南アジア担当者によると、5~10年前の購入層は外国人や投資目的のバイヤーが中心だったが、ここ4~5年は、より高い生活水準を求める国内の実需層が急増している。この顧客層の変化により、不動産開発業者はブランドを単なる価格引き上げの手段としてではなく、長期的な製品開発戦略として捉える必要に迫られている。今後、アーバン・ブランドレジデンスはハノイ市やホーチミン市の中心部だけでなく周辺地域にも拡大し、多様な購入者のニーズに応える新たなモデルが登場することが予想される。
[Znews 06:00 15/3/2026,U]
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