[経済]
ホーチミン市1~3月期FDI、TikTokが1億2500万USD投資
2026/04/04 10:59 JST更新
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ホーチミン市財政局によると、2026年1~3月期における同市への海外直接投資(FDI)認可額は、前年同期比約3.2倍増の約29億USD(約4640億円)に達した。新規案件の中では、中国発の動画共有アプリ「ティックトック(TikTok)」を運営するティックトック(TikTok)によるティックトックショップ・ベトナム(TikTok Shop Vietnam)の1億2500万USD(約200億円)の投資が注目を集めている。
ティックトックは、2月に発足したホーチミン市ベトナム国際金融センター(VIFC-HCMC)の戦略メンバー6社のうちの1社として紹介されている。昨年末にティックトック東南アジア代表がホーチミン市人民委員会のグエン・バン・ドゥオック(Nguyen Van Duoc)主席と会談した際、ティックトックはVIFC-HCMCにおいて3つのオフショアサービスをオンショアに移行する方針を示していた。
具体的には、年間10億~20億件の注文規模となる物流サービス、ベトナム国内の既存顧客4500万人向けのデジタル決済サービス「TikTok Payment」、流通取引総額(GMV)が年間100億USD(約1兆6000億円)以上となる電子商取引(eコマース=EC)サービスを展開するため、VIFC-HCMCに3社を設立する許可を申請する予定だ。同社は、2026年内の稼働開始に向けて迅速なライセンス承認を求めている。
また、もう一つの注目すべき新規案件として、シンガポールのテクトロニック・インダストリーズ(Techtronic Industries)による加工製造業のテクトロニック・ツールズ・ベトナム(Techtronic Tools Vietnam)の工場案件があり、投資額は8100万USD(約130億円)となっている。
その他、目立った増資案件は以下の通り。
◇オランダのMSDアニマルヘルス(MSD Animal Health):8000万USD(約128億円)
◇シンガポールのSPベトナム・ホーチミン市(SP Vietnam TPHCM):6700万USD(約107億円)
◇シンガポールのサリ・ムルニ・アバディ(Sari Murni Abadi=SMA)傘下のモモギグループ・ベトナム(Momogi Group Vietnam):5540万USD(約88億6400万円)
出資・株式取得案件は、以下の5件が目立った。
◇インドネシアの投資家であるハリアント・スダルノ・クスマ(Haryanto Sudarno Kusuma)氏がVLD投資財務(VLD)に出資:17億USD(約2720億円)超
◇モモギグループ・ベトナムが菓子製造大手企業
ビエンホア製菓[BBC](Bibica)の子会社ビビカ・キャピタル(Bibica Capital)に出資:6430万USD(約103億円)超
◇韓国のザイト・エレベーター(Zeit Elevator)がVGSIエレベーター(VGSI)に出資:4140万USD(約66億2400万円)超
◇シンガポールのクレディボ・ベトナム(Kredivo Vietnam)がティモ・ベトナム(Timo Vietnam)に出資:約3440万USD(約55億円)
◇中国の投資家である張舒婷(Zhang Shuting)氏および楊超(Yang Chao)氏がホンイー・ベトナム国際(HongYI Vietnam)に出資:2020万USD(約32億3000万円)超
ホーチミン市財政局は、1~3月期のFDI誘致結果は世界情勢が複雑に変動する中で明るい兆しだと評価している。今後の四半期においては、年間で110億USD(約1兆7600億円)のFDI誘致目標の達成を目指す。
同市は、ハイテク、イノベーション、データセンター、物流、グリーン成長などの優先分野を中心に重点的な投資促進を強化し、行政手続きの改革や投資家の困難解決を迅速に行う方針だ。
[Znews 16:04 2/4/2026]
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