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[経済]

地場キムロン、タイに東南アジア初の販売代理店 自社製バスを販売

2026/04/08 14:24 JST更新

(C) baochinhphu
(C) baochinhphu
 大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーター(Kim Long Motor)はこのほど、タイのモビリティサービス企業であるキセッティモビリティ(KIJSETTHI Mobility)との間で、タイにおけるバス製品の販売に関する協力協定を締結した。

 これはキムロン・モーターにとって、東南アジア初の正規ディストリビューターの設立で、グローバルバリューチェーンにおけるベトナム企業の能力と地位を示す国際市場拡大の重要な一歩となる。

タイ市場での販売およびアフターサービス展開

 協定に基づき、キセッティモビリティはタイにおける「キムロン・モーター」ブランド車の正規ディストリビューターとなり、市場全体で販売およびアフターサービスを展開する。流通する製品には、内燃機関車(ICE車)と純電気自動車(EV)が含まれ、多様な輸送ニーズやグリーン移行のトレンドに対応する。タイの運輸・モビリティサービス分野で30年以上の経験を持つ同社は、現地顧客にキムロン・モーターの製品を届けるための重要なパートナーとなる。

高い現地調達率で価格競争力を確保

 すべての製品は、北中部地方フエ市にある自動車専門工業団地において、デジタル化と自動化ラインをベースに生産されている。機械部品からシャシー、エンジン、バッテリーシステムなどのコア部品に至るまでの自主生産戦略により、バスの現地調達率は80%を超えている。これにより、ASEAN自由貿易地域(AFTA)の物品貿易に関する協定(ATIGA)に基づく原産地規則を満たし、タイをはじめとする東南アジア諸国連合(ASEAN)市場への輸入時に優遇税率が適用され、価格競争力と運用効率が向上する。

持続可能な発展と地域連携の強化

 キムロン・モーターは、EURO5排出基準を満たす新世代の内燃機関車と新エネルギー車の開発を並行して進めるなど、スマート輸送ソリューションの開発を先導している。両社は、タイの実際の運用条件に適した製品構成の最適化、アフターサービスシステムの標準化、および運用・保守スタッフ向けの専門的な技術トレーニングプログラムの実施に資源を集中させる。

 現在、タイはASEANにおけるベトナム最大の貿易相手国だ。今回のトップパートナーとの協力は、両国の二国間経済関係を強化するだけでなく、回復力と結束力のある地域サプライチェーンの形成を促進する。単発の供給から長期的かつ体系的な輸出戦略へと歴史的な転換を遂げたキムロン・モーターのタイ市場での展開は、ベトナムの自動車産業の地位を高め、国の外貨獲得にも貢献することが期待されている。 

[Bao Chinh Phu 10:25 04/04/2026,U]
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