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[経済]

30年までに主要5地域でアウトレット開発、観光消費拡大へ

2026/04/16 14:57 JST更新

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 ベトナムは2030年までに、ハノイ市やホーチミン市、南中部地方ダナン市、東北部地方クアンニン省、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコックなどの主要な地域に観光と連携したアウトレットセンターを5か所以上設立する目標を掲げている。

 さらに2045年までには、北部・中部・南部の3地域で「高級アウトレット村」を整備し、新たな小売りモデルの確立と観光客の消費拡大を目指す。

巨大な潜在市場と国産品の販路拡大

 商工省によると、ベトナムを訪れる外国人観光客の平均支出額は1050~1150USD(約16万7000~18万3000円)にとどまり、タイやシンガポールを大きく下回っている。これは、高級ショッピングモデルに対する需要が十分に満たされていないことを示している。

 「2030年までのアウトレットおよび免税店モデルの開発計画と2045年までのビジョン」では、これらの施設におけるベトナム製品の割合を30~40%に引き上げることを目標としている。国際基準を満たす「国からの贈り物」を宣伝する場として活用し、国内での輸出価値を高める方針だ。

 ベトナムの小売市場は過去10年間で+8~10%の安定した成長を維持しているものの、市場を牽引する現代的なアウトレットモデルが不足している。2030年までにブランド志向で価格に敏感な中産階級が5000万人以上に達すると予測されており、同モデルの発展余地は極めて大きいとみられる。

政策のボトルネック解消と先行するホーチミン市

 同計画で見込まれる579兆VND(約3兆4900億円)の売上高を実現するためには、法的な制度や政策のボトルネック解消が最大の課題となる。企業側は、戦略的投資家への用地確保、アウトレット商品への独自のプロモーション政策、観光客向けの電子付加価値税(VAT)還付システムの店舗導入などの解決策を提案している。

 ホーチミン市は同計画の実現に向けて先導的な役割を果たしており、統合型「アウトレット村」に向けた用地とインフラの準備を積極的に進めている。同市はまた、購入者の利便性を最大限に高めるため、市内店舗で購入し、空港で商品を受け取る方式の市内免税店モデルの試験運用を提案している。

 透明で実行可能な法的枠組みの整備は、新たな小売モデルの発展に不可欠であり、投資誘致と経済成長の拡大を支える基盤となる。 

[VTV 12:03 14/04/2026,U]
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