VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[経済]

バイオ燃料E10ガソリン、全国販売開始 メーカー各社が適合性評価

2026/06/01 17:58 JST更新

イメージ写真
イメージ写真
 商工省の通達第50号/2025/TT-BCTに従い、6月1日より全国のガソリンスタンドで、従来のRON95ガソリンに代わり、バイオエタノールを10%混合したE10ガソリンの販売が開始された。これにより、市場で流通する無鉛ガソリンはE10(RON95)とE5(RON92)の2種類のみとなる。

供給体制の整備と価格のメリット

 E10ガソリンの小売価格は企業によって異なるが、1Lあたり2万3660~2万5550VND(約143~155円)の範囲で公表されており、従来のRON95ガソリンと比較して1Lあたり約490~500VND(約2.97~3.03円)安く設定されている。

 エタノールの供給源や調合設備などの準備も完了しており、日本のエネオス(ENEOS)が出資する石油・ガソリン小売最大手ペトロリメックス[PLX](Petrolimex)や、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)傘下のPVオイル[OIL](PV Oil)などが供給を担う。

 また、ズンクアット製油所(南中部地方クアンガイ省)を運営するペトロベトナム製油石化[BSR](Petrovietnam Refining and Petrochemical Corporation)も要請に応じて混合ガソリンを供給する体制を整えている。

商工省がメーカーに適合性評価を要請、各社が推奨事項を公表

 商工省傘下の工業局は、ベトナム自動車工業会(VAMA)やベトナムバイクメーカー協会(VAMM)、および各自動車・バイクメーカーに対して、E10ガソリンがエンジンに与える影響を包括的に評価し、適合車種の分類や取扱説明書の公開を行うよう求めた。

 これを受け、VAMMはハノイ工科大学(HUST)との共同研究結果を引き合いに、電子制御燃料噴射装置(FI)を搭載した現行のバイクはE10に完全適合すると確認した。

 また、日本のトヨタ(Toyota)やホンダ(Honda)、ヤマハ(Yamaha)、スズキ(Suzuki)、三菱自動車のほか、韓国の現代自動車(ヒョンデ=Hyundai)の車両を組立・販売する地場系複合企業タインコングループ(Thanh Cong Group=TC Group)などの主要各社も、技術的な変更なしでE10を使用できると公式に発表した。

 ただし各社は、E10の強い洗浄特性により古い汚れが剥がれ落ち、燃料フィルターやインジェクターが詰まるリスクがあるため、長期間使用していない車両や旧型のキャブレター搭載車については、事前の点検や定期的なメンテナンスを推奨している。

 なお、2000年以前に製造された旧型車など、E10ガソリンに適合しない可能性がある車両の需要を確保するため、E5ガソリンについては2030年12月31日まで引き続き併売される方針だ。 

[Dan Tri 06:48 01/06/2026 / VTC News 06:29 01/06/2026 / Dai Doan Ket 06:23 01/06/2026 / Viettimes 15:31 30/05/2026 / Doanh Nhan Saigon 15:40 31/05/2026 / Kinh Te Chung Khoan 21:09 31/05/2026, A]
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる