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[経済]

ベトジェット会長が米NYSEを訪問、ベトナム株式市場昇格の節目に

2026/09/23 03:53 JST更新

(C) Vietjet Air
(C) Vietjet Air
 米インターコンチネンタル取引所(ICE)傘下のニューヨーク証券取引所(NYSE)で21日、マルコ・ルビオ米国務長官によるベル・セレモニーが行われ、国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の創業者 兼 会長のグエン・ティ・フオン・タオ女史が出席した。

 同日は、ベトナムの株式市場がインデックス開発大手の英FTSEラッセル(FTSE Russell)により「フロンティア市場」から「セカンダリー新興国市場」へと昇格した日で、ベトナム資本市場の国際統合における象徴的な節目となった。

米NYSEでの協議と資本市場協力の深化

 タオ女史はNYSE幹部と会談し、越米間の資本市場協力やベトナム企業とグローバル投資ファンドの連携、取引技術、ガバナンス、上場基準に関する知見の共有について意見を交わした。

 条件を満たすベトナム企業による両国市場への二重上場についても協議が行われた。タオ女史は、時価総額約29兆USD(約4550兆円)を誇るNYSEに対し、新興国市場への昇格が市場や企業の成長に寄与すると強調し、連携強化を通じて長期資金を呼び込む姿勢を示した。

傘下グループの動向と北米での協定締結

 タオ女史のNYSE訪問は、2025年9月にNYSEグループのリン・マーティン社長と会談して以来となる。クレディセゾンが出資する金融子会社を傘下に持ち、タオ女史が常任副会長を務める大手民間銀行HDバンク[HDB](HDBank)とベトジェットエアは、すでにFTSE指数に含まれている。

 現在、HDバンク傘下のHD証券(HD Securities)やHDセゾンファイナンス(HD Saison)の新規株式公開(IPO)に向けた準備が進むほか、テクノロジー企業グループのギャラクシー・ホールディング(Galaxy Holding)も国際市場での社債発行や上場を検討している。

 また、今回の北米訪問を通じて、地場系コングロマリットのソビコ・グループ(SOVICO Group)をはじめとする企業は、国際機関などと資金調達や技術強化に向けた複数の協定を締結した。

 今回のベトナム株式市場の昇格は、グローバル資本の流入機会を広げる一方、市場に対して透明性や効率性のさらなる向上を求めるものとなる。 

[Vietjet Air 22/09/2026, A]
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